F1 2019 ウィンターテスト1 まとめ
こんにちは、自宅警備員(エア社員)(@keep_flat_out)です。
ご周知の通り、F1では既に2回めのウィンターテストが終わっております。
珍しく自宅警備が出来てなく、更新が遅れておりますが、順次テスト結果は記事に起こしたいと考えています。
さて、遅れましたが、F1 2019 ウィンターテスト第一部を素人目線でゆる~くまとめました。
テストの大前提として
燃料搭載量、パッケージのセッティング等が分からないのでタイム重視の走行ではありません。
重要視されるのは、マシンの心臓部であるパワーユニット(PU)の性能、信頼性、エアロレギュレーションで変わった箇所のエアロ効率、フロントウィング、リアウィング等です。 その為各チームでは気流の流れを測定するデバイスを装着したマシンがよく見られました。
エアロレギュレーションの過去記事はこちら↓
他のテストの目的としては、ドライバーが新マシンに慣れる事です。 挙動も全く違うマシンを如何に自分の手足の様に扱う事に慣れるか、ドライバーの力量が問われます。
ウィリアムズ 新マシン FW42 がバルセロナに来ていない問題
2019年の1回目ウィンターテストで1番記憶に残る出来事です。
何とウィリアムズの新マシン FW42が誰よりも、バルセロナはカタルーニャ・サーキットに遅く到着しました。 到着したのは3日目の午後。 ということは、初日、2日目、3日目前半を走行していない! ジョージ・ラッセルに走らせて欲しかったのにーっ(¯―¯٥)
マシン到着が遅れた理由ですが、諸説あるようで、まとめると下記のようです。
- マシンの生産スケジュールが予定より遅れていた
- パディ・ロウ氏を含め組織改革中でまだ埋まっていないポジションがある
何れにせよシーズン開幕前に限られた時間の中でのテストです。 2.5日を無駄にした代償は後々高くつくのでは。。。
テスト1のリーダーボード
F1公式サイトでの説明を元にまとめていきます。
ウィンターテスト第一部の各ドライバーの最速ラップタイムをまとめた表です。
引用: F1公式サイト
何とルノーがトップタイムを出し、その次にトロ・ロッソ ホンダがいるじゃないですか!!! まさしく快挙じゃないですか!!! と、喜ぶのは早くて、よく見たらグラフの左側に【C5】とか【C1】等記号が書いてあります。 これはタイヤコンパウンドを示していて、数字が大きいほど柔らかいタイヤ、数字が小さいほど硬いタイヤです。
因みにC5とC3のラップタイム差は0.6秒。 このタイヤ間の差を加味すると下記のテーブルのようになります。
やっぱりフェラーリが速い!!! しかもベッテルよりルクレールの方が良いタイムを出しているんです!!!
上位3チームがフェラーリのPUを使っているので、メルセデスPUは若干劣勢か? と、不安にも思ったのですが、まだまだテストなので、期待はそのままにしておきます!
まとめ 【F1 2019 ウィンターテスト1】
冒頭に申した通り、タイムを出すテストではないと思います。
2019シーズンを戦う為に必要なマシンの素データ収集が大きな目的です。
- ウィングの角度変えたら速くなったけどオーバーステア傾向になった
- この路面温度だとこのセッティングが速い
- この気温だとPUの冷却が追いつかない
等など
チームによって試している事は全く違いますので、どのチームが正しいか正しくないかなどはありません。 ただ、ウィリアムズがやけに取り残されている事実は否めませんが(^_^;)
ドライバー達もタイムを出すためではなく、必要データを収集する為に走っています。 早く走るためだけではなく、決められたことをきっちりこなすのも大切な仕事の一つですね。
総合的に見てフェラーリ(PU)は調子が良いようです。 特筆すべきはシャルル・ルクレールのタイムです。 まだ跳ね馬のコクピットに座って間もないのにベッテルに負けていないタイムを叩き出しました。
さて、ウィンターテスト第二部が既に終わってしまいました!!! 全く更新が追いついていなくて、すごーく嫌なのですが、ゆる〜く書いていきます(・∀・)
そうそう、テスト第二部ではなにやらメルセデスが全く違うマシンを持ってきたとか!!! これは気になりますね! 詳細はまた後ほど!!!
最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m