こんにちは、自宅警備員(エア社員)です。
第11戦、ドイツ アイフェルグランプリ決勝結果です。
優勝はメルセデス、ハミルトンです! チームメイトのボッタスがポールシッターでしたが、P2スタートのハミルトンがコース上でボッタスをオーバーテイクし優勝!
ご存知の通り、この勝利でハミルトンは通算91勝目を上げ、皇帝ミハエル・シューマッハの勝利数と並びました。
いはやは、ミハエル・シューマッハ時代を知らない私にとっては、これがどれだけ凄い事なのか想像がつきません。 ミハエル・シューマッハ時代ではレース開催数は今のように年間20戦以上(2020年は除く)開催されていない中での91勝です。
また91勝までの両者の勝率を比較するとミハエル・シューマッハの方がハミルトンよりも高いとの事で、皇帝ミハエル・シューマッハの凄さが分かります。
時代、環境が違うため、両者を単純比較する事は出来ませんが、ハミルトンが優れている点もあるかと思います。 何よりハミルトンが歴史を塗り替える瞬間をリアルタイムで見ることが出来るのは幸運です。
「今F1観ていて良かった(*´ω`*)」と心底感じます。
脱線しましたが、私なりの決勝ハイライトです。
- スターティンググリッド
- 決勝結果
- アイフェルGP 決勝ハイライト
- ホンダが2021年をもってF1撤退
- ドライバーズスタンディング
- コンストラクターズスタンディング
- まとめ【F1 2020 ドイツ アイフェルGP 決勝結果 ハミルトンが優勝し91勝目】
スターティンググリッド
ボッタス、速かったです。 特にセクター1が速く、ハミルトンの差のほとんどをここで稼いでいました。 そしてフェラーリも速くなってきました。 アップデートの効果が出始めているようです。 特にディフューザーに改良を加え、ダウンフォース量が増しているのだとか。
決勝結果
アイフェルGP 決勝ハイライト
ニコ・ヒュルケンベルグが緊急召集でポイント圏内フィニッシュ!!!
今季はレーシングポイントのリザーブドライバーとしてF1参戦しているヒュルケンベルグです。 ペレスがコロナウィルスに感染していた為、第4戦イギリスGP、第5戦70周年(イギリス)GPと2戦に参戦し、第5戦70周年(イギリス)GPではP7で入賞という快挙を成し遂げました。
そして今回のアイフェルGPではドイツのテレビ局の解説でニュルブルクリンクに訪れる筈でしたが、ストロールの体調不良によりまさかの緊急召集!!! 土曜日にサーキット入りし、何とそのまま予選突入!!!
1周も走っていないのに、予選に出ていくなんて...
結果はP20と最下位でしたが、P19との差が0.3秒って... 本番ぶっつけでこの成績は評価されるべきではと思ってしまいます。
極めつけは決勝です。
ホームストレートでオーバーテイクショウです。 P20スタートだったのに終わってみればP8!!! しっかりポイント取って帰ってるー(;・∀・)
レース後のインタビューでは「土曜日の11:00はケルンで友人とコーヒー飲んでいたんだけどね(^_^;) 仕事が出来て嬉しいよ。」と笑顔で答えていました。 ケルンはニュルブルクリンクの北、約100km離れているところです。
F1ドライバーたるもの、常にレース参戦出来る肉体、精神力作りをしていないといけないのですね。 凄い仕事です。
そしてヒュルケンベルグにとってはホームグランプリですから!!! ベッテルはポイント圏内フィニッシュ出来ませんでしたが、ヒュルケンベルグがやってくれました!!!
そんなヒュルケンベルグに誰かシート提供をお願いしますm(_ _)m
今季初、メルセデスにマシントラブルでボッタスはDNF
非常に、非常に、非常に残念な事です。 前日の予選でハミルトンを凌駕したスーパーラップでポールを得たボッタスがまさかのDNF orz
前戦のロシアグランプリでは開幕戦以来の優勝を飾り、良い流れで今回の決勝を迎えられたと思ったのですが、まさかのマシントラブルで無念のリタイアです。 原因はMGU-Hと言われています。 思い返すと今季のメルセデスPUは開幕戦から非常に不安定でした。 メルセデスチーム自体は影響は受けていませんが、供給先であるレーシングポイント、ウィリアムズではスモークを上げるマシンが多かった印象です。
ドライバーズチャンピオンシップを考えると、ボッタスにとって今回のリタイアはかなり大きいです。
ライバルであるハミルトンとの差は25ポイント開きました。 そして現在P3のフェルスタッペンとの差も近づいてきています。
「Never give up」の精神のボッタス、ここは踏ん張ってその精神を最終戦まで貫いて欲しいと願うばかりです。
ハニーバッジャー復活 リカルドがP3
今回のDriver of the dayにも選ばればルノー、ダニエル・リカルドがようやく表彰台入りです\(^o^)/
長かった、本当に長かったです。 前回の表彰台は2018年モナコGPでした。 久し振りに「シューイ」が観れると期待していたのですが、「シューイ」はなしでしたorz
決勝後のインタビューでリカルドは「シューイするの忘れちゃった」と話しています。 それもその筈。 本人曰く久し振りの表彰台だったから「初めての表彰台」みたいな感じだった、と述べています。 ルノーに移籍してから初めての表彰台はチームにとっても大きな励みになったに違いありません。
個人的にですが、今回のベストオーバーテイクはこのリカルドです。
ペレスをターン2の立ち上がりで抜いたシーン。 カッコよかったですねー(*´ω`*) アウトから果敢に攻めたのですが、この人は本当にジェントルマンなので、スペースをしっかり残したまま華麗にオーバーテイクしました。 このジェントル加減が良いのか悪いのか分かりませんが、今グランプリのベストシーンでした。
DASの真価発揮か?
ノリスがコース上にマシンを止め、今GP初のセーフティカーが投入されたのは、Lap 45で、再スタートはLap 50です。
P1ハミルトン、P2フェルスタッペンは直ぐにソフトに履き替えました。
両者からは無線でタイヤ温度が上がらないので危険だ、チームに訴えていました。 しかも決勝当日の外気温は9℃と寒すぎる環境です。 タイヤが温まっていないとグリップが出ず、止まる、曲がるの動作が思うように出来ません。 ですので、セーフティカー明けの1コーナーはいつも緊張します。
ハミルトンにレースペースが譲渡され、ホームストレート手前で加速に入ります。 ホームストレートでウィービングしながら1コーナーに向かい、難なく1コーナーを抜けますが、フェルスタッペンは軽くロックしてしまいました。 幸いポジションはキープ出来ましたが、ハミルトンとは差が開いてしまいました。
セーフティカーは5周分あったのですが、ハミルトンはDASを使ってフロントタイヤの熱を調整していたようです。 ストレートを速く走るためだけに作られたシステムではなく、こういったタイヤの熱入れにも使うことが出来るというのは何とも革新的技術です。
DNFが5台
先に書いたボッタスはMGU-Hのトラブルでした。
ラッセルはライコネンのミスによりマシンにダメージを負いリタイア。
アルボン、オコンはマシントラブルでピットインしてリタイア。
ノリスは「パワーがない」と訴え続け、最終的にエンジンカウルが焦げ、マシンをコース上に止めリタイアしました。
ノリスはP3を走行していた事もあり、「表彰台が狙えるのでは!?」と期待していたのですが、残念でした。 それにノリスは親指がずっと痙攣していたようで、肉体的にも厳しかったと語っています。 マクラーレンチームとしては2台入賞で大量得点出来るチャンスだったが故に残念です。
ホンダが2021年をもってF1撤退
随分大きな話題になっていました。 ツイッターでトレンド入りしたぐらいです。 それだけ日本でも話題になるというのは非常に嬉しいことではあるのですが、内容は残念です。
F1撤退発表は現ホンダ社長である八郷氏からされました。 撤退の理由は「カーボンニュートラル達成の為、リソースをそれに割り当てるため」との事です。
「カーボンニュートラルってなんぞ?」私には意味不明の単語です。 調べた限り恐らくではありますが、「製品の生産時、使用時、廃棄時の二酸化炭素がプラマイゼロにする」という事と思われます。 とにかく二酸化炭素排出量を減らす、という事でしょう。
DAZNの小倉さんによると、F1もこの取組には参加しており、そこで培われる技術は応用できるのでは、との声もあります。 事実F1は2030年までにカーボンニュートラル達成を掲げています。 F1で実際に取り組まれている内容は分かりませんが、F1で培われる技術はあまりにハイテク過ぎて一般に応用出来るのでしょうか??? ホンダはそれを見越して、他に一般応用する為の技術開発にリソースを割く事にしたのでしょうか。
何れにせよホンダが2022年のF1シーズンにはいないことは確かです。
ここで困るのはレッドブルとアルファタウリです。 2022年に搭載するPUを探さなくてはなりません。 「探す」というのは表面上の話しで、現実は「ルノー一択」と思われます。 フェラーリ、メルセデスは事実上ライバルに当たり、この2社からのPU供給はないでしょう。 となると「ルノー」しか残っておらず、喧嘩別れしたルノーと再度タッグを組むことになるでしょう。
仮に2021年に鈴鹿で日本GPがあるとすれば、チケット入手が大変になりそうなのが一番怖いです...
ドライバーズスタンディング
コンストラクターズスタンディング
まとめ【F1 2020 ドイツ アイフェルGP 決勝結果 ハミルトンが優勝し91勝目】
メルセデスが1-2出来ずに悔しいGPでしたorz
一番のシーンはリカルドのオーバーテイクでしたが、ブラックアウト後のボッタス vs ハミルトンも激しいバトルでしたね! ターン1を進入するときに「同士討ちはやめて!!!」と毎回祈っていますが、今回はハミルトンがかなり攻めましたね(^_^;) ボッタスをアウト側に追いやって「あー、取られた」と思ったら、まさかのボッタスもターン2ではインに入ってきて取り返してしまいました(^_^;) あのターン2はハミルトンもイン側をかなり空けていましたね。 ボッタスにスペースを残してあげたようにみえました。
結局はLap13のターン1でボッタスがオーバーランし、その隙きにハミルトンがオーバーテイクしました。 ボッタスもハミルトンのプレッシャーをずっと感じていたのでしょうね。
しかしボッタスにマシントラブルが無かったとしても、果たして優勝出来たかは謎です。 コース上でハミルトンにオーバーテイクされ、それに伴いタイヤを痛めてしまい、想定より早いピットストップだったので、難易度は高かったと思われます。
ハミルトンがミハエル・シューマッハの勝利数と並びましたが、キミ・ライコネンはF1最多出走数を今GPで更新しました!!! これまではルーベンス・バリチェロが保有していた322レースが最多でしたが、この記録を323レースとし、歴代No.1に輝きました\(^o^)/
途中2年間のラリー参戦をしていましたが、これがなければもっと早くに達成出来てたのですね。 寿命が短いと言われるレース人生でこれほどの功績を残せるのは偉大です。 ライコネンファンが多いのも頷けます。 そしてこの記録もどんどん伸びていく事でしょう。 今季はあまり良いところがないライコネンですが、来季も走るんですよね???
今GPとは関係ありませんが、F2参戦中の角田選手がアルファタウリでのシートフィッティングが終わったようです。 2018年マシンであるSTR13(スクーデリア・トロロッソ・ホンダ)で11月4日にイタリア、イモラサーキットで300kmのテスト走行をする事が決まりました。
#DAZNの小倉さんによると、これにはかなりの資金投入がされているとの事です。
イモラサーキットと人員、マシン等、全て角田選手の為に使われるのですから、多分凄い金額です(^_^;)
なぜここまでするのかというと、今季シーズン中のどこかでFP1を走行させるためです。 300kmを走れば現行F1マシンでFPを走行可能です。
現在F2でランキング3位にいる角田選手は、このまま、もしくは今シーズンをP4以上でフィニッシュすればスーパーライセンスが入手出来ます。
レッドブル傘下ドライバーで新規にスーパーライセンスを取得出来る可能性が非常に高いドライバーです。 そこにレッドブルは注目し、現在F1ドライバーの控えが乏しい(?)レッドブルファミリーに加えたいというシナリオらしいです。
ホンダが撤退を発表した中で日本人F1ドライバー誕生の可能性は非常に嬉しいニュースです。
来年のドライバーズラインナップが楽しみですね\(^o^)/
次戦はポルトガルGP。
決勝は10月25日です。
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