こんにちは、自宅警備員(エア社員)です。
早いもので7月に始まった今シーズンのF1は既に10戦目を迎えました。
今回の舞台はロシア、ソチ。
通常であればロシアの前にシンガポールとか、日本とかアジアを挟んだ開催カレンダーになるのですが、コロナウィルスの影響により大陸の移動は制限されているためアジアでの開催はなしですorz
今回のロシアグランプリは今シーズン初の単戦であり、翌週のグランプリはありません。
F1関係者も少し休めると良いのですが(^_^;)
さて、ロシアグランプリ決勝の結果はボッタスがオーストリアでの開幕戦以来の優勝!
「ようやく」という印象です。 これまでポールを取ることはありましたが、ポールからの優勝がありませんでした。 今回はP3スタートでしたが、蹴り出しが良く、P2のフェルスタッペンをターン1進入でオーバーテイクしました。
ボッタスの優勝にはハミルトンへのペナルティが背景にありましたが、優勝は優勝です。 P2のフェルスタッペンともしっかり差を築き、レースを支配していました。 久し振りにあまりテレビに映らない走りが出来たボッタスは、チェッカーを受けた後に「never give up」と無線で話しました。 ハミルトンが大きくリードするチャンピオンシップですが、「決して諦めない」と意気込みを語りました。
P2はフェルスタッペン。 そもそもロシアGPでは「敵はメルセデスではない。 今回はレッドブル・ホンダには不向きなサーキットだし、自分のレースに集中したい」と話しています。 実際にレース後のインタビューでは「正直ここまで戦えると思わなかった。 この結果はとても嬉しいよ」と喜びを露わにしていました。
P3はハミルトン。 ペナルティについては後ほど書きますが、ピット戦略も自分の思い通りにならず、フラストレーションが溜まるレース内容のようでした。 レース後のインタビューではペナルティについて触れられましたが「もう過ぎた事だ」とその件には触れず、早々に引き上げました。 ボッタスともピリピリした空気が流れていましたが、1番のライバルなので当然と言えば当然ですね(^_^;)
それではF1 2020 第10戦 ロシアGPを振り返っていきます。
昨年のロシアグランプリはこちら↓
F1 ロシアグランプリ 2019 決勝結果 ハミルトンが優勝 - 自宅警備員のゆる〜いブログ
- F1 ロシアGP 予選結果
- F1 ロシアGP スターティンググリッド
- F1 ロシアGP 決勝結果
- F1 ロシアGP 決勝ハイライト
- ドライバーズスタンディング
- コンストラクターズスタンディング
- まとめ【F1 ロシアGP ボッタスが開幕戦以来の優勝】
F1 ロシアGP 予選結果
相変わらず予選で速いハミルトンです。 P2フェルスタッペンとは0.5秒以上離しています。 フェルスタッペンはメルセデスに割って入れた事は非常に良かったと振り返っています。 P3ボッタスは最終アタックでミスをしてしまい、タイム更新ならず。
予選の見どころはQ2でした。
Q2残り時間2分15秒で赤旗! ベッテルがターン4でウォールに当ててしまい、コース上にマシンが留まってしまいました。
ここでピンチだったのはハミルトンです。 1回目のアタックでは最終コーナーでトラックリミットを取られ、タイム抹消。 1回目のアタックでミディアムタイヤで走行しており、ハミルトンは「このまま続けてもう1度アタックしよう」とチームに提案しますが、チームからは「新品ミディアムがあるので一度ピットに戻れ」と指示が飛びます。 チームとしては決勝スタートタイヤを少しでも走行距離が少ないミディアムタイヤにしたい、という理由で指示をしましたが、これがタイムロスとなりました。
2回目のアタックを新品ミディアムでアタックし、コントロールラインまであと2コーナーというところで赤旗が振られ、ハミルトンはタイムを残す事が出来ませんでした。
残り2分15秒を残してQ2が再開され、各車もの凄いスピードでアウトラップを走ります。 ハミルトンはチェッカーを受ける2~3秒前にコントロールラインを通過し、Q2突破タイムを残しQ3進出となりました。
F1 ロシアGP スターティンググリッド
アルボンとラティフィはギヤボックス交換の為5グリッドダウンのペナルティを受けています。
F1 ロシアGP 決勝結果
F1 ロシアGP 決勝ハイライト
ハミルトンに5秒タイムペナルティ x 2回
決勝レーススタート前にテレビ中央上部に「Investigation」の通知が!
それはハミルトンに対する物で、内容は「スタート練習位置について調査中」。
どうやらレコノンサスラップでハミルトンがスタート練習をしたのですが、その位置が審議対象になっているとの事でした。 レコノンサスラップを終えグリッドでマシンを降りたハミルトンは担当エンジニアであるボノと真剣に話す様子が映されていました。
結局処分はブラックアウト前に分からず、レースは始まりました。
Lap 1で直ぐにセーフティカーが投入され、レース再開であったLap 6にハミルトンへの処分が通知されます。
「5秒のタイムペナルティ」
5秒か orz と落胆していたのも束の間。
暫くしてDAZN実況のサッシャさんが気付きました。
「あれ、5秒ペナルティが2つ出てますか?」
(;・∀・)
という事は10秒のペナルティ!?!?!?
そしてその後に分かったのですが、ハミルトンには更に2ポイントのペナルティポイントが言い渡されました! あと2ポイントもらったら1GP欠場! なかなか重いペナルティです。
リーダーであったハミルトンに10秒が加算されるとP7, 8くらいに落ちます。
ハミルトンはピットストップ時にこの10秒を消化し、P11で復帰。 結局P3でレースを終えます。
問題になったのはレコノンサスラップで「ハミルトンが指定エリア外でスタート練習を行った」事です。 レースディレクターのミカエル氏はこう話しています。
「ハミルトンが2回のスタート練習を指定エリア外で行った事が2つのペナルティになったのではない。 ハミルトンは1つの行為で2回の違反をしていた。」
- 指定エリア外でスタート練習
- ピットレーン出口で停止 (本来一定スピードで走行すべきエリア)
この2点に各5秒ペナルティが課せられました。
そして2ポイントペナルティですが、これはレース後にメルセデスチームへの罰金へと変更されました。
スチュワートによると、チームとハミルトンの間のやり取りが残っており、チームからの指示で指定エリア外でスタート練習を行ったとみなされ、チームへEUR25,000(約JPY300万円!!!)が言い渡されました! 300万、F1にとっては安いものです! フロントウィング1つくらいでしょう。 メルセデスにはノーダメージです。
Lap 1でセーフティカー投入
前戦ムジェロでのLap 1でのクラッシュとは違いましたが、ここソチでもオープニングラップでクラッシュがありました。
マクラーレン、サインツがターン2のトラックリミットを超えたため、指定ルートでトラックに戻る最中に自らウォールにヒットしマシンを壊してしまいます。
そしてサインツの前ではルクレールがストロールのリアに接触。 ストロールはコントロールを失い、ターン5手前のウォールに当たりリタイアとなります。
これでLap1でセーフティカーが投入されます。
ここで動いたのは、アルボン、ラッセル、ノリス。 ハードタイヤに履き替えますが、これが上手く働きませんでした(^_^;) アルボンは何とかTop 10に入れましたが、何とマクラーレンは今グランプリ、ノーポイントです。
クビアトがホームグランプリで健闘!
ハードタイヤを履いて臨んだ母国グランプリ。
ほとんどのライバルはミディアムタイヤを履いていたため、16周程からハードタイヤへの換装が始まります。 この間クビアトはP3までポジションを上げ、第一スティントで長く走りLap 31でようやくミディアムに交換してP8で復帰。 結果ガスリーの前のP8でチェッカーを受け、ホームグランプリで見事入賞を果たしました。
ドライバーズスタンディング
大きな順位変動はありませんでしたが、ストロールがノーポイントで終わり、リカルドが6位に浮上しました。
コンストラクターズスタンディング
変動なしです。 しかしマクラーレンは今季初ノーポイントで終わっている為、3位マクラーレンを追うレーシングポイント、ルノーの追撃が激しく、このままではマクラーレン危ういです。
まとめ【F1 ロシアGP ボッタスが開幕戦以来の優勝】
久し振りのボッタスの優勝がとても嬉しかったです\(^o^)/
何かとバッシング対象になっているボッタスですが、ようやく意地をみせましたね!
しかし予選ではP3と、フェルスタッペンの後になってしまった事が少し残念です。 Q3最後のアタックのターン2の進入で失敗したのがタイムロスになりました。 マシンはメルセデスの方が合っていたが故に残念です orz
とは言えファステストラップポイントも獲得し、最大限のポイントを入手したのは大きかったです! この調子でハミルトンとの差を埋めて欲しいですね!
ホームグランプリだったクビアトも健闘しました! ハードタイヤで(毎回?)ギャンブルに出ましたが、長い第一スティントを走り、見事入賞!
あとシロトキンも来ていましたね。 ウィリアムズで2018年に走っていましたが、今は何をしているんでしょうか? エンジニアになるために大学で勉強していた、というのは小倉さん情報です。
次戦はドイツ、ニュルブルクリンク!!!!! 私は初めて見るので勉強しておきます!
決勝は10月11日!
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