こんにちは、自宅警備員(エア社員)です。
数年振りに勉強しました(^_^;)
以前から気になっていた「ITパスポート」にこの度合格しました。
普段は全くITと関係ない仕事をしておりますが、IT関連の仕事をしている友人が多いのでITパスポートに興味を持ちました。
ITパスポートを取得したからと言って直ぐにIT業界に入れる!ということは全くありません。
むしろITパスポートを取得する意味すら分かりません!!!
と言うのも、このITパスポートはITの基本中の基本を学ぶ為であり、ITパスポートを取得後にさらなる高みを目指すための土台を作る準備のための物です。
とは言いつつも、このITパスポートは「国家試験」です。
国家試験という響きは憧れるのですが、ITパスポートを合格したからといって直ぐにプログラマー、エンジニアになれるというものではありません!!!
私の場合、「国家試験持ってないから取ってみようかな?」 そんな軽い気持ちで勉強を始めました。
そして2ヶ月間勉強して1発合格で取りました! いや、1発合格と声を大にして言うことではないです。 その難易度は後ほど。
今回はITド素人が独学で2ヶ月の勉強でITパスポートに一発合格した際に使ったテキスト、問題集を紹介します。
- そもそも国家資格ITパスポートとは?
- 初心者の私が使ったおすすめテキストと問題集
- ITパスポート短期間で合格の勉強方法
- 実際のITパスポート試験
- 経済産業省からの合格通知書
- ITパスポートに合格したらどうなるか
- なぜmac osに対応していない!?!?!?
- まとめ【2ヶ月でITパスポート合格 独学におすすめテキスト、問題集、勉強方法を紹介】
そもそも国家資格ITパスポートとは?
引用:itパスポートホームページ
要約するとITに関する基礎的な知識が証明出来る国家試験、らしいです。
今や受講者は100万人を超えているようで、2015年頃からは約10%づつで増えています。
引用:itパスポート ホームページ
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/result.html
そもそもITという言葉を正しく理解しなければなりません。
ITとはInformation Technology(情報技術)という言葉で、とても広い範囲を意味しています。
そしてITパスポートは簡単に取得出来る国家試験です。
google先生で「国家試験 簡単」で調べると、
- 偏差値45 簡単 ITパスポート
国家試験で似たような難易度のその他の試験は、
- 偏差値45 簡単 高等学校卒業程度認定試験のレベルだそうです。
ITパスポートの合格率は約50%と言われており、単純に2人受ければ1人は合格し、1人は不合格です。
国家試験と言ってもこれに合格したからと言って、合格していない人と違う業務が出来るかと言うと、全くそんな事ありません。
ITパスポートは身近ななところで例えると漢検、英検、簿記等と同じ扱いですね。
初心者の私が使ったおすすめテキストと問題集
テキストはこちらです。
このテキストの何が良いかと言うと、ITパスポートで必要になる構成を全て一つの物語で書いている事です。
「たこ焼きメーカーである会社がITを駆使して業績を伸ばす」という物語なのですが、ストーリーが非常にわかり易く、「たこ焼き」という身近な題材が親近感を出しています。 ですので物語を読んでいるかのごとく、スラスラ読み進めることが出来ます。
このテキストは必要最低限の知識で短時間でITパスポートを合格させるために作られたテキストです。
これは後に問題集をやっていて感じたのですが、「少し物足りない」と感じる場面もありました。 例えば問題集では詳しく解説が書いてあるのですが、こちらのテキストではほとんど触れていない問題もいくつかありました。
このテキストは、正しく必要最低限の内容しか記載がないため、良く言えば最低限の情報量のインプットのみで合格を目指す、効率の良い書籍です。
そして2ヶ月で合格した際に使った問題集はこちらです。
なぜこの問題集を選んだかと言うと、Amazonで高評価であったのと、実際に本屋で何冊か比べてみたのですが、過去問題2回を含んであり、かつスマホに本自体をPDFでダウンロード出来ることが魅力的だったからです。 電車で移動中の際や、隙間時間を見つけて問題を解く事が出来るのでこの問題集を買って良かったと感じる点です。
問題数もかなりのボリュームです。
問題集をやり進めていくと気付くのですが、初めて解く問題の正解率は低いです。 しかし詳しく解説がありますので、間違えた問題をしっかり復習出来ます。 私はこの問題集を3回は回しました。 この問題集だけで、出題問題の各項目をまとめた問題と、過去問題5回を3回づつ終えた事になります。
恐らくこれで合格に必要な知識は身についたと思います。
ちなみに私は問題集を3周するのに4週間程かかりました。
またこの過去問題集と同じシリーズでテキストも出ていたようです。 あまりに過去問題集の内容がよかったので、テキストも同じシリーズにする事をお勧めします。
ITパスポート短期間で合格の勉強方法
前項で少し触れましたが、私が2ヶ月でITパスポートに合格した勉強方法は下記の通りです。
- 参考書を3回読む
- 問題集、過去問題を解く
- 間違った問題を解き直す
- 問題集、過去問題(ITパスポート公式HPでのCBT方式)を解き返す
参考書1回目
先ずは参考書を「サーッ」と読みます。 一字一句覚えようとはせず、わからない箇所があってもいいので一先ず1回読み切ります。
参考書2回目
2回目を読む際に気をつけることは、「内容の構成を身につける」という事を意識して読むことです。 それでも「わからない箇所」は飛ばし、とにかく読み切ります。
参考書3回目
3回目を読む際に気をつけることは、「ここの内容、よく分からないな」という箇所をある程度覚えておくことです。 「完全に理解しよう」とせずに、分からないところは読み飛ばし、3回目を読み切ります。 という読み方が、このテキストに書かれていた読書法です。
テキストを3回読み切ったら、ここからが勉強の本番です。
問題集、過去問題を解く、間違った問題を解き直す
この問題集を解く事によって、頭が考え、知識が脳に記録されるようです。 言い換えれば問題集を使って頭で考えななければ、覚えられません。
初めて問題集、過去問題に挑戦した際にはほとんど解けない様でした(´;ω;`)
しかしこれが現実で、今時点での理解度として受け止めるべき事実です。
間違った問題を理解しようとする努力こそが勉強であり、私にとっては楽しい作業です。 間違った問題を問題集、時には参考書を使ってしっかり復習する事で知識が蓄積されていきます。
あとはひたすらこの作業を繰り返すのみです。
私の場合、この問題集を5回は回し、
最後の仕上げに公式HPにある過去問題を過去3回分を2回は回しました。
このホームページにある「CBT疑似体験ソフトフェア」を使うことを強くお勧めします。
試験はCBT(Computer Based Testing)方式という、PCを使って行う試験です。 このソフトフェアを使うことで本番と同じ環境で過去問題を解く事が出来ます。
引用:itパスポート ホームページ
ここで注意ですが、あまり古い試験はやらなくて良いと思います。 ここでいう古いは過去3年以上です。 なぜかというと、古すぎると試験内容、問題が古く、今の試験内容にあっていない場合があります。
おおよそ初めて解いた過去問題は60%の正解率ですが、2回目を解くときには80~90%に達する事が出来ました。
地味な作業ですが本当に繰り返しあるのみです。 繰り返しているうちに、問題のパターンを何となく理解することが出来ます。
完璧を目指したいところですが、目的は「合格」です。 100点を取りにいく試験ではありません。
くれぐれも目標を見失わないで下さい。
とにかく「問題を何度も解いて復習」を徹底しました。 このITパスポートの問題は4択です。 問題と回答をセットを覚えることが出来ます。
試験数日前には問題を読み終わる前に回答が分かる、といったことも出来始めます。
実際のITパスポート試験
会社の仕事以外で久し振りに緊張しました(^_^;)
試験当日に必要な物は
- 確認票 (原本を印刷して持参する方がいい)
- 有効期限内の写真付き本人確認書類 (私の場合運転免許証)
以上の2点です。
失敗したのは、確認票です。
ホームページには確認票を印刷出来ない場合は受験者ID、利用者ID、確認番号の控えを持ってくるように書いてあります。 私はプリンタを持っていないのでスマホに確認票のスクショを持っていったのですが、結局受付時に手書きで色々書かされました orz
ですので、プリンタをお持ちでない方は、面倒ですがコンビニで印刷して行ったほうがベターです。
試験は先に書いた通り、CBT方式です。
割り振られたPCの前に座り、受験者ID、利用者ID、確認番号をキーボードで入力します。
時間になれば問題が表示され、そこから試験開始です。
実際の試験内容は「想像より難しかったな」という印象です。
私は制限時間一杯までPCの前にいました。
時間が過ぎる、もしくは先に自身で試験を終了すると、点数が表示されます。
これは合否結果ではないのでご注意下さい。
ただ、この表示される得点で合否は何となく分かります。
引用: itパスポート ホームページ
総合得点が600点以上かつ、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系が各300点以上であれば合格の可能性が高いです。 合格確定ではございませんので要注意です。
私の場合、総合得点が650点前後で、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系は各600点ほどでした。 「恐らく合格したかな」と想像することしか出来ず、1.5ヶ月後の合格発表までは不安でした(^_^;)
経済産業省からの合格通知書
何かの試験に合格するのは良いものです。
承認欲求を満たしてくれる良い機会と、私は捉えています。
前回このような合格証をもらったのは5~6年前のMOS検定くらいでしょうか... それからしばらくは「勉強」という環境を避けていた自分がいますし、勉強に時間を割こうとしなかったのも事実です。
久し振りに証書を貰うのは嬉しいです。
ITパスポートに合格したらどうなるか
先にも書いた通り、ITパスポートに合格したからと言って、非合格者と違う仕事、業務が出来る訳ではありません。
ITパスポートには「実務問題」はなく、普段の仕事にはほとんど役に立つことはありません。
試験の内容は割愛しますが、正直日々の業務で役に立ったことはほとんどありませんが、唯一「自分の為になっかな」と思えるのはPCの構成や、仕組みを少し理解出来た事でしょうか。 この辺りの情報知識はPCを自ら組める人たちにとってはもはや常識の範囲なのでしょうが、全くの素人がPC構成について少し詳しくなれるキッカケを作ってくれたことは良かった点かと思います。
なぜmac osに対応していない!?!?!?
最後に私の怒りにお付き合い下さい。
ITパスポートの試験はCBT(Computer Based Testing)方法という、PCで4択問題を解いていくスタイルです。
問題はこのCBT方法です。 ITパスポートの公式サイトで過去問題を、テスト本番と同じCBT方式で解くことが出来るのですが、何とこのCBT方式、ITパスポートと謳っておきながら、あのアップル社のPCである「mac os」は非対応となっていることです!!!
ふ・ざ・け・る・な。
「ふざけるな」と滝川クリステル調に言いたい。
なので私は10年近く眠っていたwindows PCを立ち上げ、起動するまでの数十分を毎回無駄にしました。
この点は早急に改善頂きたい!!!
まとめ【2ヶ月でITパスポート合格 独学におすすめテキスト、問題集、勉強方法を紹介】
ゼロから合格まで、2ヶ月かかりました。
2ヶ月で国家試験が取得出来るのは魅力的ではありますが、「使い道があるのか?」と言われれば答えは「No」でしょう。 そもそもこのITパスポートはこれからITを学ぶ上での基本中の基本と言われているので、ITパスポート単体で捉えず、さらなる高みを目指す基本として考えれば良いのかもしれません。
では私はこれから何を学ぶのか???
具体的に決めておりません!!!
プログラミングを勉強したいという願望はありますが、一体何から手を付けて良いのか分からない、という現状です。
今の仕事でも使えるのかな? という目線で始めたのがエクセルのVBAです。 先にデータベースかな? とも考えたのですが、直ぐに使えそう、という事でエクセルVBAを選びました。
これからも勉強を続けて行かなければAIに仕事を奪われそうなので少しづつではありますが、出来ることを増やして行こうと思います。 無論、PCを使う仕事は真っ先にAIに取って代わるでしょうが(^_^;)
今回私が使ったテキスト、問題集、勉強法の紹介でした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m