F1 トスカーナGP ハミルトン優勝
こんにちは、自宅警備員(エア社員)です。
この度F1初開催となったイタリア、ムジェロ・サーキットで行われたF1 2020 第9戦 トスカーナグランプリです。
英語での正式名称は「Formula 1 Pirelli Gran Premio Della Toscana Ferrari 1000 2020」。 イタリアで1000戦目を迎えるフェラーリの名前が入っています! そして忘れてはいけない、タイヤメーカーであるピレリもホームですね!
FP1で初めてムジェロ・サーキットを観た時の印象は、狭い。 不安になりました。 「オーバーテイクポイントはあるのか?」と。
優勝したのはハミルトン!!! スタートこそ失敗したハミルトンですが、P1になってからは終始安定した走りで危なげなくP1です。 P2はボッタス。 レーススタートではハミルトンを抜いてリーダーでしたが、2回目の赤旗再開後のスタンディングスタートでP2のハミルトンに抜かれてしまい、その後ハミルトンの前に出ることはありませんでした。
注目すべきはP3、F1キャリア初表彰台のアレクサンダー・アルボンです。 ようやく表彰台に立つことが出来ました!!! おめでとうアルボン!!!
先週はレッドブル・ホンダのジュニアチームであるアルファタウリのガスリーがモンツァで優勝し、アルボンはジュニアチームに負けられない中、ようやく表彰台に登壇する事が出来ました。 レッドブル・ホンダのマシンで走っているので、周りからはもっと早い登壇を期待されていたはずで、プレッシャーも強くかかるシートと思います。
これで少しだけ肩の力が抜けたのなら良いですが、強いチームにいる限りは避けては通れぬ道です。 これを機にコンスタントに表彰台を得られればいいですね\(^o^)/
レース内容は色々ありすぎてどこから書いてよいか分かりません! とにかくリタイアが多いグランプリとなりました。
目次
- F1 トスカーナGP ハミルトン優勝
- F1 トスカーナGP 2020 スターティンググリッド
- F1 トスカーナGP 2020 決勝結果
- 決勝ハイライト
- 赤旗2回で8台がリタイア
- ハミルトンは圧巻。 ボッタスはハミルトンに届かず。
- アルボンがF1キャリア初表彰台
- 初ポイントまであと一歩だったラッセル
- ドライバーズスタンディング
- コンストラクターズスタンディング
- まとめ「F1 トスカーナGP ハミルトン優勝」
F1 トスカーナGP 2020 スターティンググリッド
相変わらず予選でのメルセデスは速すぎます。 他者を寄せ付けないとはこの事でしょうか(^_^;)
レーシングポイント、ペレスは残念でした。 FP2でペナルティを受けてしまい、1グリッドダウンが決まっておりました。
F1 トスカーナGP 2020 決勝結果
決勝ハイライト
赤旗2回で8台がリタイア
冒頭に申し上げた通り、このムジェロ・サーキットはコース幅が狭い!!!
DAZNでの解説で知ったのですが、このムジェロ・サーキットは主に2輪のMotoGPが行われるサーキットのようです。 と言いつつも、所有者はフェラーリとの事です。 2020年のフェラーリのマシンである、SF1000のフィルミングディで走行したことがあり、フェラーリにとっては全く初のサーキットではないとの事です。
他チームからみれば新しいサーキットです。 初めて観るサーキットに私もドキドキしていました。
約2,800人を招いた行われたトスカーナGP。
ブラックアウト。
P2ボッタスがP1ハミルトンの前にターン1を先に通過です。 そこからは後ろは正にカオス状態。
案の定、ターン2で行き場を失くしたガスリーはライコネンとグロージャンに挟まれマシンを壊し、更にスタートを失敗したフェルスタッペンとの接触により2台はグラベルへ追いやられます。 この瞬間、先週モンツァで優勝したガスリーとフェルスタッペンがリタイアです。
フェルスタッペンはフォーメーションラップでパワーがないと訴えており、スタートの蹴り出しは良かったのですが、ギアが上がると失速。 ターン2でもフェルスタッペンの失速により後ろが追突したとの味方もありますが、真相はどうでしょうか。
これで直ぐにセーフティカーが投入され、この日の為に特別塗装されたセーフティカーをメイランダーさんが走らせます。
この色、、、素敵です!
Lap 7でレース再スタートとなりますが、これがカオスでした。
コース上にいる18台、前後とほとんど距離がない状態でアクセル全開の再スタートになったのですが、ホームストレートで4台が絡むクラッシュ! まさかの即>赤旗。。。
ジョビナッツィ、マグヌッセン、サインツ、ラティフィがクラッシュし、ここで4台がリタイアです。
「何が起きたか」というと、後続のマシンが中団勢に後ろから突っ込む、という事態になりました。
セーフティカー明けでレースが再スタートするのですが、「コントロールラインを通過しないとオーバーテイクが出来ない」という規則があるようです。←全く知りませんでした(´・ω・`)
前後とほとんど距離のない中、幅の狭いホームストレートで全車加速を始めます。 後続勢が中団勢をオーバーテイクしようとしますが、中団勢は先頭集団が加速しきれていないので、アクセルオンが遅れてました。 後続勢は中団勢を交わしますが、
(;・∀・) コントロールライン追加してないからまだオーバーテイクしちゃダメだ!
となり、狭いホームストレート幅いっぱいにマシンが連なり、後続勢が行き場を無くし中団勢に突っ込む他ありませんでした。
この一件が色々物議をかもしだしました。
私は「そもそもセーフティカーの消灯が遅く(消灯したのは最終コーナー進入前)、リーダーであったボッタスにセーフティカーとの距離を開けることが出来ず、後続勢との距離が開けなかった事が悪かった」と思っていたのですが、どうやら原因は後続勢にあったようです。
DAZNのグランプリまとめであるF1 LABで小倉さんより解説がありましたが、「セーフティカーが消灯した後は、全車それなりのスピードでリーダーに追従し急加速、急ブレーキを行ってはいけない」とレギュレーションに書いてあるようです。 上位勢はボッタスをはじめ各車ブレーキを踏むことなくレーススタートを迎えていますが、後続勢は最終コーナー立ち上がりから急加速し、コントロールライン手前で急ブレーキし、後ろが反応しきれずにクラッシュになりました。
この一件で12人に警告が言い渡されたとの事です。 しかしポジション争いをしている最中にそんな事を考える事が出来るのでしょうか? 出来るからこそ、やらないといけないからこそF1が最高峰にある理由なのでしょうね(´・ω・`)
ハミルトンは圧巻。 ボッタスはハミルトンに届かず。
レーススタート時のブラックアウトでボッタスが珍しく良いスタート切り、何とターン1でP1ハミルトンの前に出ます! ここ数戦、散々なスタートを強いられていたボッタスが故に驚きました(^_^;)
ですが、ボッタスのリードが続いたのも束の間でした。
Lap7で赤旗になり、赤旗後のスタートはスタンディングスタート(グリッドについてからのスタート)です!!! 「これはボッタス、ピンチなのでは。。。」 と思っていたら案の定、スタートでハミルトンにP1を取られてしまいましたorz
リアルタイムで観ていた時は「ボッタスがスタート失敗したー(T_T)」と思っていたのですが、これまたDAZNの解説によると、ハミルトンが上手だった事が良く分かります。 グリッドについた時、ハミルトンの左フロントタイヤからは蒸気が上がっていました。 これは上位勢は後続勢より早くにグリッドに着き停止している時間が長い為、タイヤが冷めてしまう事を計算し、熱をしっかり入れていたと分析されます。 そして迎えたブラックアウト。 ハミルトンはボッタスの後ろにすかさずマシンを入れ、トォ(スリップストリーム)を使い、ボッタスをオーバーテイクしていきます。
ボッタスがスタート失敗したと思っていてスミマセンでしたm(_ _)m
そこからは流石ハミルトンです。 再度スタンディングスタートがありましたが、誰一人DRS圏内に入れることなくトップを走りP1でチェッカーを受けます。
最近の表彰台に登壇したボッタスは全然嬉しくなさそうですね。 ←そりゃそうですよね、同じマシンに乗っていていつも僅差で負ければ気持ちが出てしまうでしょう(^_^;)
アルボンがF1キャリア初表彰台
ようやくアルボンが自身F1キャリア初の表彰台を得ました!
前戦のガスリーに続きホンダ勢が調子が良いですね!
フェルスタッペンを除いては!
2回目の赤旗が振られる前、アルボンはP3リカルドの後方約5秒にいました。 赤旗が振られ、スタンディングスタートとなり、5秒の差は無くなりましたが、スタートでアルボンが失敗、または他ドライバーが良いスタート切ってアルボンがポジションダウンという場合も十分考えられます。
難なくスタートを決めたアルボンはグリッドと同じP4を維持し、P3リカルドをLap 51でオーバーテイク。 そして勢いそのままにP2のボッタスに接近しますが、残り周回数が足りずボッタスの後ろでチェッカーを受けました。
レース後のインタビューで「ここまで来るのは簡単じゃなかった」と話しましたが、それをテレビ上ではありますが、なんとなく分かっているが故に、アルボンの表彰台は嬉しかったです\(^o^)/ きっとタイ人の友人も相当喜んでいたに違いありません。
初ポイントまであと一歩だったラッセル
個人的にはラッセルがトップ10フィニッシュ出来なかった事が一番辛かったですね(T_T)
Lap 44でストロールがクラッシュする前はベッテルをオーバーテイクしP9に上がり、あのルクレールを追いかけていたんですから!!!
2回目のスタンディングスタートで失敗しました... 今回こそはF1キャリア初ポイントを信じていたのですが、非常に、非常に残念ですorz
結局ラッセルはP11フィニッシュ。 一度はコース上でオーバーテイクしたベッテルの後ろでした。
ウィリアムズ家が完全に撤退したウィリアムズチームですが、これが良い方向へ変わっていくことを祈っています。
ドライバーズスタンディング
ガスリーは残念でした。 前戦で優勝した事でかなりの期待を寄せられていたと思いますが、今回は不運でした。
コンストラクターズスタンディング
まとめ「F1 トスカーナGP ハミルトン優勝」
前戦イタリアグランプリで赤旗が出て、トスカーナでも赤旗が出て... イタリアは赤旗だらけでした。
このムジェロ・サーキットはコース幅が狭く、クラッシュが多いのかな、なんて考えていましたが、期待を裏切らず見事なまでにマシンが減っていくは減っていくは! 結局12台が完走し、8台がコース上から消えました。 オコンはマシントラブルでしたが、こんなにマシンが減ったのを観るのは、もしかしたら私が2016年に観始めてから初めてかもしれません(^_^;)
本来MotoGPで使われる為、サーキット全体にグラベルが敷き詰められており、F1マシンを止めるには不向きなサーキットです。
ムジェロ・サーキットで次回があるのか? 分かりませんが、私はなくて良いと思います。 だって...
チームが可愛そうじゃないですか! あんなにマシンがボコボコになったら一体いくらかかるのか...
バブリーなチームは良いですが、そうではないチームもありますから!
さて、今回のDriver of the dayに選ばれたのは、惜しくもP4だったダニエル・リカルドでした!
私は今回アルボンに一票を投じたのですが、本当の一票はF1のウェブサイト上では選べませんでした。
本当のDriver of the dayはこの方
メイランダーさんです!!!
今回は特別カラーのセーフティカー! メルセデスの車だというのにフェラーリカラーにしてしまうとは、何とも粋な事をしてくれます!!! もちろんいつものシルバーはかっこいいのですが、この赤も物凄くかっこいいじゃないですか!
波乱に満ちたレースですが、メルセデスが1-2です\(^o^)/ フェラーリはモンツァでチェッカーさえ受けられませんでしたが、今回は2台ともトップ10入りです。 今回から少しだけ入った観客の前で、前回よりは良い成績が残せましたね(^_^;)
次はロシアですが、フェラーリがアップデートを入れると発表がありました。 これで少しでも速さを取り戻せたら良いのですが、ロシアが楽しみです!