自宅警備員のゆる〜いブログ

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F1 2019 前半戦を振り返る

F1 2019 前半戦を振り返る

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こんにちは、自宅警備員(エア社員)(@keep_flat_out)です。

 

F1 2019 前半戦が終わり、現在夏休み真っ只中。  良いですね、大人になっても夏休みがしっかりあるなんて羨ましい限りです。  普段は世界を飛び回っているので、約1ヶ月の夏休みがあって当たり前なのかもしれません。  日本にもこういった制度を設けて欲しいものです(´ー`)

 

さて前半戦12レースが終わったので、各チーム毎に個人的に持っている考え、感想を織り交ぜながら振り返っていきます。

 

 

 

ドライバーズスタンディング

F1 2019 ドライバーズスタンディング (ハンガリーグランプリ後)

F1 2019 ドライバーズスタンディング (ハンガリーグランプリ後)

5度のワールドチャンピオンであるハミルトンが圧勝です。 前半戦で8勝をマークしており、他を寄せ付けません。 次に優勝回数が多いのはボッタスとフェルスタッペンの2勝ですが、気がつけば前半戦で優勝しているのはこの3人だけなのですね(^_^;)  特筆すべきはフェルスタッペンです。 2回優勝していますが、2回ともファステストラップポイントを取った、パーフェクトなレースです。 ボッタスとのポイント差は僅か7ポイント。 後半戦はボッタスにとって苦しくなりそうです。

 

コンストラクターズスタンディング

F1 2019 コンストラクターズスタンディング (ハンガリーグランプリ後)

F1 2019 コンストラクターズスタンディング (ハンガリーグランプリ後)

今年振るわないのがフェラーリです。  コンスタントに入賞しているのですが、優勝はまだありません。 3位のレッドブルがジワジワと追いついてきていますが、レッドブルもレッドブルで思うようにポイントが稼げていません。 そこにメスを入れたのは、近日報道があったガスリーとアルボンのスイッチです。 レッドブル、これ以上ポイントを失えないです。

ベスト オブ ザ レストを独走中のマクラーレンは強いです。 5位のトロ・ロッソ ホンダとは39ポイントも開いています。 トロ・ロッソ ホンダ以下は接戦です。 1レースで用意に順位が入れ替わる可能性があります。  後半戦もこの中団争いがみどころの一つです。  

 

F1 各チームを振り返る

圧勝のメルセデス

コンストラクターズでトップを独走しているのは、メルセデス。  2位のフェラーリとの差は150ポイント。  ここまでメルセデスが落としたレースはホームであるドイツだけ。  ドイツでボッタスはクラッシュでリタイア、ハミルトンはP11でチェッカーを受けましたが、アルファロメオへのペナルティでP9扱いとなりました。

実に12戦中、10勝しており、2019年もハイブリッド時代を支配しています。  

モナコグランプリ前に、チームの一角であったニキ・ラウダ氏が死去されるという訃報もありましたが、エンジンカウルに赤い星をつけて今でもラウダ氏と共に戦っています。

今年は今まで不利とされていた低速コーナーが抜群に速くなり、弱点らしい弱点が見当たりません。 個人的にメルセデス推しなので、このまま優勝まで独走して欲しいです\(^o^)/

 

優勝がないフェラーリ

正確に言えば、優勝を2回逃しました。  1つ目は第2戦のバーレーン。  ルクレールが物凄いペースでP1を走行していたにも関わらずPUトラブルでポジションを2つ落としてゴール。   そして2つ目はカナダでのベッテル。  チェッカーをトップで受けたベッテルでしたが、ハミルトンの走行ラインを妨害したとして10秒のタイムペナルティを課せられP2になりました。

他にもルクレールはオーストリアで終盤フェルスタッペンにオーバーテイクされP2フィニッシュがありました。 勝てそうで勝てないレースが続いています。 またフェラーリの戦略にも問題があります。 特にルクレールのホームであるモナコでは、Q1での予想が甘く、ルクレールがまさかのQ1落ち。 決勝ではルクレールが無理をしホームグランプリは台無しになってしまいました。

2019年はストレートが最速と言われていますが、夏休み明けのベルギー、モンツァで優勝はあるのでしょうか?

 

本来であればコンストラクターズ2位にいてもおかしくないレッドブル

ホンダとレッドブルが組んだ初シーズン。  シーズン開幕戦であるオーストラリアではフェルスタッペンがいきなりP3で入賞!  シーズンを良い出だしでスタートしました。

フェルスタッペンはレッドブルのホームであるオーストリア、そして雨のドイツで優勝。 更に表彰台は他に3回。  12戦終わったところでなんと全レースP5以上でフィニッシュしている安定感。  対するガスリーは全く映えず、1番良いフィニッシュでP4。  表彰台経験はなし。  本来であればベスト オブ ザ レストを抑えてのフィニッシュをしないといけないレッドブルですが、マクラーレンに負ける事もしばしば。  この夏休み期間中にトロ・ロッソ ホンダのアレクサンダー・アルボンとの交代が正式に発表されました。  後半戦、ベルギーグランプリからレッドブルで走るアルボンに期待がかかります。

本来と書いたのは、ガスリーが上位でコンスタントにポイントを取っていれば、フェラーリの上にいる事も可能だったという推測です(^_^;)

 

 

ベスト オブ ザ レストのマクラーレン

想定外と言えば失礼ですが、まさかベスト オブ ザ レストがマクラーレンとは思いもしませんでした。  3強以外のチームで1番コンスタントに入賞しているのはこのマクラーレンなんですね。  特に開幕数戦後から速さが光るのはサインツです。  予選ではルーキーのノリスに負ける事もありましたが、レースでは非常に安定しています。  ノリスもルーキーではありますが、2018年F2総合2位の実力者です。  一発の速さではサインツをしのぐ事もあります。  2019年、1番活躍しているルーキーはノリスです。

 

今季3強以外で唯一表彰台に登ったトロ・ロッソ ホンダ

現在コンストラクターズ5位。  マクラーレンを追うトロ・ロッソ ホンダです。  ドイツグランプリでクビアトがP3になった事で大きくポイントを稼ぐ事ができ、5位になっていますが、コンスタントに入賞出来れば更にマクラーレンにプレッシャーをかけることが出来ると思います。  これからの注目はガスリーです。  レッドブル ホンダでは良い結果を残せなかった分、トロ・ロッソ ホンダでの活躍を期待しています。

 

優勝争いに未だ参加できないルノー

ヒュルケンベルグもあと一歩で表彰台でしたが、ミスを犯してしまい、初表彰台はまた遠のいてしまいました。  ホームグランプリでP3を走行中のクラッシュ… ホームでの表彰台を逃した事実を受け入れるのは辛いでしょうね。

残念なのはリカルドです。 フェルスタッペンに追い出される形でレッドブルからルノーに移籍しましたが、やはりルノーのマシンでは優勝争いは出来ていません。 元チームメイトであるフェルスタッペンがレッドブル ホンダで活躍中の中、リカルドの目にフェルスタッペンはどのように写っているのでしょうか?

いずれにせよマシンの信頼性が欠けているように見えますが、目標である2020年に優勝が出来るのでしょうか?

 

弱小チームから復帰のアルファロメオ

2019年からアルファロメオで走ることになったキミ・ライコネンですが、自由に走らせてもらっているうようで、ライコネンにとっては非常に過ごしやすい環境のようです。  フェラーリではほぼセカンドドライバーとして扱われた2018年とは全く違うのでしょうね。  そんなライコネンですが、チームメイトであるジョビナッツィが時折速さを見せており、予選でジョビナッツィに負ける事も数戦ありました。  しかしレースでは安定しており、現在コンストラクターズ7位。  ほとんどライコネンが稼いだポイントです。  忘れていましたが、ジョビナッツィもルーキーイヤーでした。  フェラーリ悲願であるイタリア人ドライバーとして頑張ってほしいです。

 

混乱したレースでは速いレーシングポイント

ストロールパパの資金が入ったとは言え、中団争いでは速さを未だに発揮出来ていないレーシングポイントです。  しかし雨のドイツグランプリではストロールが1番最初にソフトタイヤに履き替え、一時はP1を走行していました。  結局はP4でチェッカーを受けたのですが、12ポイントをチームに持ち帰りました。

 一方ペレスがあまり映えていませんね。 私のイメージだとベスト オブ ザ レストはペレスだったのですが、今年はあまりテレビにも映されていません。 2018年は3強以外で唯一表彰台に登壇したペレスです。 メルセデスも期待していたドライバー故に頑張って欲しいです。

 

一発の速さは速いハース

Q3進出が増えてきているハースではありますが、レースではタイヤの使い方に苦戦しており、ポイント圏内フィニッシュが出来ていない状況が続いています。  チームもなぜ速くなったのか把握出来ていませんでしたが、グロージャンからシーズン開幕時のマシンの方が速かったので戻して欲しいと要望があり、チームはこれを承諾。  夏休み前にシーズン期間中に開発されたアップデートがなくなりました。  これが吉と出るのか凶とでるのか。 

 

着実に中団勢に追いつきつつあるウィリアムズ

個人的に大注目しているラッセル。  2018年F2チャンピオンであり、ウィリアムズからF1初参戦しています。  そもそもウィリアムズのマシンFW42が不作である事はチームも認めています。  現に開発責任者であるパディ・ロウ氏は解雇されました。  2019年2月に行われたウィンターテストはマシンの完成が間に合わないという事態。  今季スタートから既にズッコケています。  そんな勝てないウィリアムズですが、ドイツでクビサが初ポイントを持ち帰りました。  アルファロメオ2台に課された30秒ペナルティの為、P12でチェッカーを受けたクビサがP10となり1ポイントを得ました。

夏休み前最後のハンガリーグランプリでは、ラッセルがあと少しでQ2進出のところまで行きました。  ようやく中団勢と戦える競争力を捉えつつあるウィリアムズに、後半戦は期待したいところです。

 

 

まとめ【F1 2019 前半戦の振り返り】

個人的に2019のF1は非常に面白いと思います。 なぜかと言うと、

  • チームメイト同士のバトルが熱い
  • 初タッグを組むレッドブル ホンダが強くなってきた
  • 若手ドライバーが5度のワールドチャンピオンと戦っている
  • 今年は中団勢の争いが例年に比べ接戦になっている

 

チームメイト同士のバトルが熱かったのは、シーズン開幕後の数戦、ハミルトン、ボッタスのバトルです。 お互いクリーンなバトルをしており、チームに最大限のポイントを持ち帰りました。  

フェラーリは開幕からベッテルを優先すると宣言しました。 しかしペースの上がらないベッテルに対してはルクレールを先行させたりとベッテル ファーストは薄まりつつあります。 事実、優勝争いをした回数はルクレールの方が多いです。

典型的に観ていて面白いバトルはハースの2台です。 小松さんには申し訳ありませんが、無線のやり取りが面白いですね。

 

レッドブル ホンダは上記でも書きましたが、開幕に比べると優勝争いが出来るマシンになってきたと思います。 夏休み明け後はストレートが多いベルギー、モンツァとありますが、コーナーが多いサーキットだと本領発揮します。 日本人としてホンダを表彰台で見れることは嬉しいです。

 

ハミルトンに挑んでいるのはフェルスタッペンとルクレールです。 この若手同士のバトルも非常に面白いですが、この2人がハミルトンに挑んでいく姿はもっと見応えがあります。 ハミルトンはもっと彼らとバトルがしたいと言っていますし、後半戦も注目です。

 

当ブログでも何度か書きましたが中団勢の争いが接戦です。 クビアトがドイツでP3を取ったことにより、トロ・ロッソ ホンダも本格的に中団争いに加入しました。 今季はマクラーレンが安定して速く、予選で速いハースはレースではなかなか勝てません。 ライコネンを得たアルファロメオも安定しているので、中団争いは今後更に目が離せません。

 

まだまだ面白い要素はありますが、上記は後半戦になっても注目しているポイントです。 ベルギーグランプリが待ち遠しいです!

 

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最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m