【まとめ】F1 2020 ウィンターテスト2回目
こんにちは、自宅警備員(エア社員)(@keep_flat_out)です。
F1 2020 スペインでのウインターテスト2回目。
各日のテスト結果を書きたかったのですが、時間を確保できずにまたまた、【まとめ】となってしまいましたorz
ウィンターテスト1回目のまとめはこちら↓
総合的にテスト2回目も、メルセデスは好調にラップ数を稼いだようです。
…が!!!
そう思ったのもテスト2日目の午前中まで。
何とハミルトンがドライブ中にトラック上で停止(T_T)
RED FLAG: Session interrupted and this one is on us. @LewisHamilton stops on track and the Champ heads back to the garage...
— Mercedes-AMG F1 (@MercedesAMGF1) 2020年2月27日
The boys already on the way to collect W11 so we can take a closer look 🛠 #F1Testing pic.twitter.com/1MgyoeqLhn
メルセデス推しの私にとっては辛い写真です。
しかしこれがテストだから良かった! 本戦だったら辛すぎる… orz
と、メルセデスのトラブルもありましたが、ウインターテスト2 回目をまとめます。
ウィンターテスト 2回目 初日
テスト2回目の初日のトップスピードを見てみると、メルセデスPUユーザーが速いです。 フェラーリPUユーザーはまだ全開で踏んでいなかったようです。 ま、トップスピードを競うのがテストではないですし、燃料の積載量も分かりませんのでほとんど参考にならないのです( ;∀;)
ただ言える事はメルセデスPUはフェラーリPUよりも回転数を上げて走行しており、信頼性の部分では抜群の安定感を見せています。
フェラーリはというと、メルセデスのペースから1.2秒ほど遅れています。 しかしルクレールのコメントでは、今年はハイスピードコーナーの改善に注力しており、今のところ良い感じで機能しているようです。
レッドブルはフェルスタッペンがサスペンションに問題があったようです。 初日が終わる間際にはフェルスタッペンがコース上で停止してしまいましたが、チーム側から、「これは全く問題がない」との事です。 これら以外はとてもスムーズに行われました。
マクラーレンは早速新しいパーツを持込み検証を開始しました。
アルファタウリとウィリアムズはパイプの接続不具合、オイル問題で貴重な走行時間を無くしてしまいました。
出典: F1 official web
引続き注目を浴びたレーシングポイントです。
先にも書きましたが、トップスピードが1番出ていたのがレーシングポイントでした。 DRSを使わずとも306kmhを出し、このスピードは10チーム中最速でした。
ルノーのみがレースシュミレーションを決行しました。 午前中にはリカルドが新パーツを装着したR.S.20でアタックをしたようです。 タイムを削る作業を始めたようですね。
オランダグランプリ用タイヤのテスト
ピレリから白羽の矢が立ったのはハミルトンとベッテルです。 両ドライバーは今年のオランダグランプリに向けてのオランダグランプリ用のタイヤをテストしました。 なぜオランダブランプリ用にタイヤがいるのかというと、バンクが付いているコーナーがあるサーキットなので、ピレリは専用フロントタイヤを使う考えです。 今回試されたのはC2のタイヤだったようです。 この専用フロントタイヤは構造が少し違う物になっており、ピレリも事前にデータ収集がしたいとの事でした。
ウィンターテスト 2回目 2日目
テストが開始した時間に路面は濡れており、スピン、コースオフするマシンが目立ちました。 アルファロメオのジョビナッツィがコースオフしリアウィングを破損してしまいましたが、他車はスピン、コースオフするもマシンにダメージを与える事はありませんでした。
そんな中、冒頭で書いた通り、ハミルトンのW11がトラック上で停止してしまいました。 原因はPUの油圧関係との事です。
出典: F1 official web
そしてようやくタイムシートのトップに出てきたのがフェラーリ、ベッテルです。 グラベルに捕まる場面もありましたが、C5のソフトタイヤを装着し2日目をトップタイム、そして周回数も133周とラティフィに次いでのラップ数で、メルセデスに比べ非常に生産性の高い1日になったのではないでしょうか。
フェルスタッペンがスピンし、レッドフラッグを出してしまい、チームはテスト時間を失ってしまいましたが、レッドブルによるとテスト内容を変更して2日目を過ごしたそうです。 午前中のウェットコンディションと路面温度が上がらない中、リスクを取らずに安全に進めるようにした、と説明しています。 というのも、2019年はガスリーの立て続けによるクラッシュにより時間を失くしてしまいましたからね(^_^;)
出典: F1 official web
引き続きピンクメルセデスのトップスピードが伸びているようです。 またしてもDRS無しでも最速ですし、DRSを使えば320kmhまで伸びます。 ストレートは速いですが、コーナーリングはどうなんでしょうか。 そんな心配せずともストロールがこの日3位タイムを出しているのでそこまで心配する事はないのかもしれません。 流石ベースはメルセデスW10!
ウィンターテスト 2回目 3日目、最終日!!!
最終日、トップタイムで締めくくったのはボッタスでした\(^o^)/
出典: F1 official web
ウインターテスト1回目と同じく、最終日に決めてくれました!
ウインターテスト1回目の全体ベストタイム(ボッタス)である、1:15.732から約0.5秒ほど遅いんですね。 この1:16.196もC5、ソフトタイヤで出したタイムです。 ただ、 メルセデスは笑顔でテストを終えたようですので、何かしらの意味があってのタイムだったのではないでしょうか。
と、上記はメルセデスの良いところのように聞こえますが、実はそうでもないのです。
というのも、P2につけているフェルスタッペンの1:16.269、0.073秒落ちですが、このタイム、C4のソフトタイヤです!!! これはかなりマズい… C5履いたらどうなってたことやら…
RB16、速いですね。
一方アルボンはスビンしコースオフ。 チームはフロアを変える作業に時間を費やしてしまいました。
次いでに言ってしまえばルノー! リカルド速っ!!!
フェルスタッペンとの差、僅か0.007秒。 因みにこのタイムはリカルドのパーソナルベスト、ということは、レッドブル時代のタイムより速い!!!
R.S.20の速さを裏付けるかの如く、オコンも速いタイムです。 ピンクメルセデスより速いじゃないですか… むしろどうした、レーシングポイント…
ハースは少し残念な最終日になってしまいました。 グロージャンが午前中を担当したのですが、グラベルに行ってしまうし、午後はマグヌッセンと交代したのですが、クラッチの問題で走行時間が随分限られてしまいました。
まとめ【F1 2020 ウィンターテスト2回目】
テスト2回目が終わり、各チームはいよいよメルボルンへ向けてマシンの最終調整をしてきます。 マシンの理解、データも集まり、恐らくテスト最終日には予選アタック相当でのシュミレーションもされたと思いますが、実勢はどうなのでしょうか。 関係者の間ではまだまだ何も分からない、と言われています。
と言いつつも、ウィンターテスト1回目の最終日にボッタスが出したタイムは素晴らしかったです。 ウィンターテスト全体でも、1:15.732は他チームよりも0.5秒以上も速いのです。 ある意味このタイムがベンチマークとして考えられると思います。
テスト2回目はメルセデスのDASシステムについてはほとんど触れられなかったです。 しかしメルセデスは自らDASシステム並みの革新的技術をSNSにアップしていました。
You thought the Dual Axis Steering was innovative...
— Mercedes-AMG F1 (@MercedesAMGF1) 2020年2月21日
Just wait until you see Shov’s hands free system! 😂#F1Testing pic.twitter.com/GIgWoDb8vZ
ショブ氏がスマホのハンズフリーシステムを見せた、と書いてあります。
こういうユニークさを忘れてはなりません。
個人的見解ですが、メルセデスは変わらずスピードを持っていると思います。 面白いのはフェラーリとレッドブルです。 フェラーリのトップスピードは落ちているのは間違いないかと。 そこにレッドブルがどこまで来るのか、楽しみです。 そしてそれより楽しみなのは中団勢の戦いです。 今年はレーシングポイントとルノーが速そうです。 あとは信頼性がどこまであるのか、が気になります。
最初のライトアウトまであと2週間。 メルボルンでの初戦が待ち遠しい〜!!!
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