自宅警備員のゆる〜いブログ

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F1 2020シーズン ウィンターテスト1回目のまとめ

F1 2020シーズン ウィンターテスト1回目のまとめ

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こんにちは、自宅警備員(エア社員)(@keep_flat_out)です。

 

F1 ウィンターテスト1回目は2月19~21日まで行われました。

日々色々な情報が上がっていましたが、気になる点をまとめました!

 

最初に言っておきますが、

メルセデス凄すぎ。 圧倒的過ぎる。

 

2019年のウィンターテストはフェラーリが話題の中心でしたが、今年はメルセデスのようです。 後ほど詳しく見ていきます。

 

さて、今年2020年のウィンターテストはこれまでのウインターテストと少し違うようです。 例年との違い、各チームでの動きを見てきます。

 

 

 

ウインターテスト日数が25%も減った!

通常ウインターテストは4日 x 2回 、計8日で行われていました。 2019年のウインターテストでは2回目のテストにメルセデスが新型ノーズを持ち込んだ事が話題になりました。

 

先のブログでも書きましたが、今年は8日あったテストが6日へ、2日間減ってしまいました。 これは日本でもお馴染みの働き方改革がF1でも進められている、という事でしょうか。

そもそもF1は2020年シーズンで22戦と過去最多数のグランプリが開催されます。 グランプリが増えた = F1関係者の拘束時間が増えた という事になります。

ドライバーからは2019年のF1グランプリのようなスケジュールにすべきだ、との声もあります。 2019年の日本グランプリは金曜日は通常通りにフリー走行し、土曜日のフリー走行3と予選がキャンセル。 その変わり日曜日の午前中に予選を行い、午後から決勝というスケジュールになりました。 特にハミルトンは「もっとドライバーに自由な時間を与えるべきだ」と訴えています。 ま、ハミルトンは別格で忙しいのだとは思いますが…

ハミルトンは定例会見も短縮する、フリー走行を減らすなどの提案を出しています。 フリー走行はフリー走行で気になる場面もあるので、個人的には減らして欲しくないのですが…

 

ドライバーは緊張する

走行時間が減ったという事で、チーム、特にドライバーの緊張度は通常のウインターテストに比べると高いと思います。 ただでさえ時間が減った上に、チームもマシン1台しか走行させられない為、クラッシュでもしたら大変です!!!  (クラッシュしたらもう1台出せないんですかね?)

 

ウィンターテストのタイムシート

ウィンターテスト 1日目

F1 2020 ウィンターテスト DAY1

F1 2020 ウィンターテスト DAY1

出典: F1 official web 

https://www.formula1.com/en/latest/article.hamilton-heads-mercedes-1-2-on-day-1-of-pre-season-testing-in-barcelona.6H32Fynco6n8hysYj4BPhX.html

 

ウィンターテスト 2日目

F1 2020 ウィンターテスト DAY2

F1 2020 ウィンターテスト DAY2

出典: F1 official web 

https://www.formula1.com/en/latest/article.raikkonen-fastest-before-stopping-on-track-day-2-pre-season-testing-report.7dpeau98VAvgR1yCLho7RZ.html

 

ウィンターテスト 3日目

F1 2020 ウィンターテスト DAY3

F1 2020 ウィンターテスト DAY3

出典: F1 official web 

https://www.formula1.com/en/latest/article.mercedes-cap-off-first-week-of-testing-with-a-1-2-thanks-to-bottas-flyer-on.13lSki8Bbtvniv6KqV1pED.html

 

 

各チームの振り返り

 

フェラーリ

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ベッテルはテスト初日に体調不良で、急遽ルクレールが初日を担いました。

2019年とは打って変わって、良いタイムをマークしておりません。

2019年はフェラーリが速い!で持ちきりだったのに…

 

ただ、チーム代表のビノット氏によると、「PUは全開で使っていない」と明言されました。

それはそのはずで、フェラーリの最高速はほとんどと言って良いほど伸びていません

しかし一方で、コーナーリング性能を上げた、との事もあり、2019年のSF90に比べダウンフォース量が増えたのも事実です。 ストレートとコーナーリングのバランスを取る作業が続きそうです。

 

レーシングポイント

ある意味かなり話題になっているチームとマシンです。

だって、RP20は2019年 メルセデス W10にそっくりなんです!!!

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周りからは「ピンクメルセデス」なんて言われているようです。 言い方はともかく、速けりゃ良いでしょ!というのが私の考えで、メルセデス W10が物凄く速い! と証明されたようなものです。 

ランス・ストロールの父、ローレンス・ストロールが大金を注ぎ込んで作ったマシンです。 またここに至るまで、レーシングポイントもかなり悩んだようです。 2014年から始まったハイブリッド時代です。  この時代をメルセデスは席巻しました。 ですので、メルセデスのマシンを真似する、という事は至極当然のような気もします。

テストでは抜群の速さを見せており、3強にもっとも近い存在かもしれません!!!

これは2020年、期待です。

 

ハース

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さて、ウィンターテストで厳しい状況にあるのはこちらのハースです。 2度のクラッシュがあり、貴重なテスト時間を失くしてしまいました。 2019年はマシンの理解に苦しみましたが、2020年のマシンはどうなのでしょうか。

 

ウィリアムズ

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2020年はウィンターテスト初日に新マシンが間に合いました!  本当に良かったです!

流石に3強に並ぶ事は出来ませんが、中団勢に割って入る事は出来たのではないでしょうか。

最終日にはフェラーリから0.014秒落ちでしたが、フェラーリはフルパワーでもなく、かなり抑えて走っていたようですので、グランプリが始まると、その差は広がると考えられます。

少なくともテスト時間を有効に使えた事は良かったのではないでしょうか。

 

ルノー

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新マシン、R.S.20の発表はウインターテスト開始の直前でした。 どうやら発表日に実車を持って来られなかったのはトラブルのだったようです。

 

2020年から参加したオコンは言いタイムを刻みます!  オコンは「こんなグリップは感じた事がない」とマシンを絶賛。 元メルセデスPUに乗っていたオコンだからわかる違いかもしれません。

 

テストではリカルドのクラッシュ、トラブルで時間を失ってしまいましたが、両ドライバーは前向きなコメントを残しています。 そしてオコンは金曜日にメルセデスの次いでのP3タイムを叩き出しています。 妥当マクラーレン、どこまで行けるでしょうか。

 

レッドブル ホンダ

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メルセデスの調子が良すぎて、メルセデスに注目が集まりがちですが、実はレッドブルも非常に好調な滑り出しをみせました。 金曜日には167ラップもし、抜群の信頼性を発揮しました。 フェルスタッペン、アルボンは2019年から大きなステップアップをしていると自信を持って話しています。 あの面白い形のノーズがどう機能しているのか… 気になるところですが、ホンダPUの進化にも期待を寄せるところではありますが、テスト2回目でソフトタイヤを履いての全開アタックが楽しみです!

 

アルファタウリ

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トラブルフリーで1回目のテストを終えました。

チーム代表のトスト氏は特にガスリーへの期待を語っています。 2019年にレッドブルからトロ・ロッソへ降格され、それからドライビングも変わったと伝えています。 実際に2019年はブラジルグランプリで自身初の表彰台を得ました。 フロントウィングにダメージを負っていたとはいえ、ハミルトンを抑えてのP2でした。

 

 

マクラーレン

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テスト全体でのラップタイムは何とメルセデスに次いでに速い! メルセデスから0.6秒落ちのタイムで終えられたので非常にポジティブです。

コンストラクターズ4位に返り咲いたマクラーレンは攻めたマシンデザインで挑みます。

 

アルファロメオ 

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クビサがテスト初日に走行した事で話題になりました。  2日目はライコネンがステアリングを握り、トップタイムで2日目を終えました。 これはフェラーリPUユーザーに言えることなのですが、どうやらフェラーリPUユーザーであるハース、アルファロメオはPUの出力を抑えてテストしていたようです。 理由は分かっておりませんが、テスト2回目からは全開で走りますので、フェラーリPUの性能が楽しみです!

 

メルセデス

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圧倒的に好調過ぎて、速すぎて、強すぎる\(^o^)/

 

メルセデスのDASシステム

ウインターテスト2日目でウインターテストの注目をかっさらったメルセデスです。

DAS(Dual Axis Steering)システムと呼ばれるシステムをW11に搭載されました。

恐らく日本語では2軸ステアリング、みたいな訳になるのかな?

メルセデスのオンボード映像でボッタスがストレートでステアリングを引っ張っている事が確認出来ると共に、フロントタイヤが内側に傾く、というシステムです。 私はステアリングを引っ張っている姿は分かったのですが、タイヤの角度が変わるのは分かりませんでした…

 

メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームズアリソンはSNSでDASシステムについて少し触れています。 「FIAと話を進めながら開発したシステムである。 このシステム単体でマシンのパフォーマンスを飛躍的に良くする事は出来ないが、このシステムは意味のあるシステムである。 どういう意味があるのかはチーム内で留めておきます。」と。

 

ある情報では、このシステムにより、タイヤの幅方向に均等に熱を入れられるのでは、コーナーリング中に安定するのでは、等と話が盛り上がっています。

タイヤが内側に向く事によってストレートスピードが速くなる、というのが良く言われている説ですが、なぜか?は分かりません… 

メルセデスがやっている事なので、それだけでなく、空力にも関わってくるような気がします。

 

DASシステムは合法なのか?

ジェームズ・アリソン氏からは合法だと言われていますし、FIAも巻き込んでの話し合いは既に終わっているようです。 2020年は合法でも、このシステムでメルセデスが他チームを引き寄せない程の強さを持てば、2021年はどうでしょうか…

 

テスト2回目ではもう少し詳しく解析される事でしょう。

 

レーシングポイント、サフナウアー氏のコメント

メルセデスPUユーザーである彼は「素晴らしいし面白い技術だ」と答え、記者から「PUカスタマーであるのでステアリングを買えるのでは?」の問いに笑いながら「面白いこと言うね(^_^;) 多分買えると思うけど、ステアリングだけあってもね。 しかし調べる事でその機能が分かれば取入れるだろう。 買えるけど買わないし、買いたくないよ。」 と笑っていたそうです。

 

 

まとめ【F1 2020シーズン ウィンターテスト1回目のまとめ】

メルセデス推しの私にとってはこれ以上無いくらい完璧な最初のテストでした!

ラップ数も一番こなし、そして3日目にはソフトタイヤでアタックもするという内容で、タイムシートでも圧倒的にトップ。 流石王者メルセデスです。 ジェームズ・アリソンがテスト2回目に新マシンは持ってこないと伝えていましたが、持ってこなくても十分速いです。

 

ただそう簡単に楽観視は出来ません!

 

フェラーリとホンダはPUモードを抑えてのテストだったようですので、2回目のテストで本領発揮する事でしょう。 その時のタイムは如何に… 不安にさせますね(^_^;)

 

全体的に言えるのはマシン、PUの信頼性は非常に高く、トラブルが少なかった気がします。

そして中団勢の順位は変わりそうですね。 2019年コンストラクターズ4位のマクラーレンは好調ですが、ピンクメルセデスのRP20が追いかけてきそうです。

 

ウィンターテスト2回目も楽しみましょう\(^o^)/ 

 

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最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m