こんにちは、自宅警備員(エア社員)です。
以前記事にしましたがJAL プレミアムクラスにアップグレードされました! その時の記事はこちら↓
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非常に良い経験をさせて頂いたのですが、JALプレミアムエコノミークラスだけどJAL プレミアムエコノミークラスではないシートがあるので、今回はその事を記事にしていきます。
そもそもJAL プレミアムエコノミークラスとは?
過去記事にも書いていますが、エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスの大きな違いは、
です。
プレミアムエコノミークラスはエコノミークラスに比べるとゆったり優雅にストレスフリーで過ごせる時間、空間を得る事が出来ます。
詳細はJALオフィシャルサイトでご確認下さい。
www.jal.co.jp
非常口近くのプレミアムエコノミークラスには座るな!
ふと思い出してみたのですが、今までプレミアムエコノミークラスには3回搭乗した事があります。
1回目 上司のお陰でアップグレード(シドニー → 成田) まだブログを始めていない時。
2回目 高いクラスだったので自分でプレミアムクラスを選択 (成田 → マニラ)
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3回目 恐らく無償アップグレード (成田 → シカゴ)
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この内2回目が1番快適に過ごせたプレミアムクラスでした。
実は1回目と3回目は共通している事がありました。
それは、非常口近くのシートだったのです。
1回目のシドニー成田間は初めてのプレミアムエコノミークラスだったので、ワクワクして搭乗し、シートに感動、ノイズキャンセリングヘッドホンに感動しました。 使わなかったスリッパは「持って帰っていいのか?」と悩んだりして、喜びが大きかった事を今でも鮮明に覚えています。
2回目の成田マニラ間はシートポケットや、シート周りの収納に感動、シートからモニターまでの距離が遠い事に感動し、「こりゃリモコン要るわ!」とリモコンの存在に感謝したフライトでした。 またモニターの大きさにも感動しました。
3回目である成田シカゴ間は人生初のアップグレードに感動しました。 しかし冷静になって考えてみると、
「これって、エコノミークラス以下じゃない???」と思うことがありました。
なぜ非常口付近のシートはお勧めではないのか?
一言で言うなら、
プレミアムエコノミークラスで本来受けられるサービスの一部しか恩恵を受けられないからです。
非常口付近に座った場合、モニターサイズ、収納スペースはエコノミークラスと同じです!
非常口付近のプレミアムエコノミークラスで本来のプレミアムエコノミークラスの恩恵が受けられるのはずばり「食事とヘッドホンだけ」です!
モニターのサイズが違う
通常のプレミアムエコノミークラスのモニターはこちら
プレミアムエコノミークラスではエコノミークラスとの差別化の為、前面モニターのサイズが大きく設定されています。 しかし非常席付近のシートは前面にシートがないので、モニターはアームレストから引っ張り出して使う格納式です。
この非常口付近のプレミアムエコノミークラスの格納式モニターは、エコノミークラスのモニターサイズと同じです。
しかもこの席の場合、離着陸時には収納しないといけない為、必然的にモニターが使える時間が通常の席に比べると減ります。 貧乏人の私は何だか損をしている気がしてなりません。
収納が全くない
これが1番ダメージが大きい違いです。 エコノミークラスだと、シート目の前にシートポケットがあります。 ただこのシートポケットには雑誌が常に2冊、安全設備についてのしおりが必ず入っています。 この段階でタブレット端末を入れたらほぼ満杯です。 また無償提供されるヘッドホンがあるのですが、私は愛用のSONYのノイキャンヘッドホンがあるので使いません。 なので無償提供されているこのヘッドホンをこのシートポケットに入れるのですが、シートポケットがはちきれそうになります。 そしてシートポケットには2つの小さなポケットがあります。 大きいスマホが2台は余裕で入るサイズのものが2つあります。
プレミアムエコノミークラスだと、エコノミークラスより更に雑誌等が入る大きくて広いシートポケットがあります。 そして1番の違いはシート脇に収納スペースがあることです。 シート脇というのは、アームレストの部分です。
ここにはスマホ、小さいポーチ等が入るスペースがあり、非常に重宝します。 というのも、プレミアムエコノミークラスのシートは前方スペースが広く、目の前のシートポケットには手を伸ばしてようやく届くか届かないくらいなのです。 その時にさっと手の届くこのアームレスト下の収納スペースは本当にありがたいのです。 「スマホ見たいな」と思った時に「さっと」取り出せる場所にあるのは大変便利です。
非常口付近のプレミアムエコノミークラスに収納が全くないと書いたのは、例えプレミアムエコノミークラスの1番前の席に座ってしまうと、大きくて広いはずの目の前のシートポケットがありません。 なぜなら目の前にシートが無いからです!
そして非常に便利なアームレスト下の収納スペースは… 無い… というのも、プレミアムエコノミークラスの最前列はアームレストにモニターが収納されている為、スペースが全くないのです。 ご覧の通り、水や小物をシート脇に置いていますorz
では収納スペースはどこにあるのか?
それは窓側席の壁側にシートポケットが付いています。 が、このシートポケットは勿論プレミアムエコノミークラスのシートポケットと全く別物です。 ポケットのサイズはエコノミークラスのシートポケット以下と思います。
私の不満は止まりません。 あと2つお伝えしたいポイントがあります。
アメニティが多くてポケットに物が入らない
ありがたい事に、アメニティはスリッパ、ノイズキャンセリングヘッドホン、歯ブラシ、アイマスクが提供されます。 しかしこれらを全て壁のポケットに入れてしまうと… 確実に溢れます。 既に雑誌が2冊程入っていますし、物理的に入りません。
窓側のポケットに手が届くはずがない
プレミアムエコノミークラスの配列は1列に2-4-2です。 窓側に各2シートです。 窓側に座っているなら問題ありませんが、通路側から手を伸ばすと… 届く訳ないでしょ!!! ただでさえプレミアムエコノミークラスのシートの幅が広いのに、絶対届かないでしょっ(^○^)
全く恩恵を受けられていないプレミアムエコノミーの最前列… 選べるのであれば是非避けて頂きたいシートです。
まとめ【JAL プレミアムエコノミークラスの非常口近くは座らない方がいい】
プレミアムエコノミーに座るメリットとして、エコノミークラスより大きなモニターが無いのは残念です。
また、収納スペースが限られている事に関しては、個人差があると思います。 もともと手荷物は全て上の収納棚に入れ、シートポケットには何も入れない方もいらっしゃると思います。 私は読書用のタブレット、コンタクトレンズケース、スマホ充電ケーブルをシートポケットに入れますが、エコノミークラスのシートポケットだと、タブレットを取り出すのも大変です。 シートポケットを過度に引っ張ると、ポケットと一体化しているシートも引っ張ってしまうようになるので、私は物凄く気を付けてタブレットを取り出します。
本来プレミアムエコノミーであれば、このような心配をせずに済むのですが…
極論ですが、プレミアムエコノミークラスの最前列に座るのであれば、エコノミークラスに座るのと大差無いと感じます。 シートは勿論エコノミークラスとは違い、リクライニングも大きく出来ます。 食事もシャンパンが付きますし、夜食には「うどんですかい」等のカップ麺が提供されます。 これらの違いにエコノミークラスとの差額を払えるか、どうかです。
違いは機内だけではありません。 プレミアムエコノミークラスだと出発前にJALサクララウンジが使えます。 ただ、JALステータスがサファイア以上であればサクララウンジに入室出来ますので、大きなメリットではないですかね(・ω・)
最後に気になる値段ですが、プレミアムエコノミークラスの最前列だからと言って、安い訳ではありませんのでご注意を。 同じお金を払うのであれば、大きいモニターと十分な収納スペースが欲しいですね。
何だか不満ばかりで恐縮ですが、もしプレミアムエコノミークラス利用をお考えの方は非常口付近は避けて頂きたいと思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m